当店の遺品整理と不用品の片付けの線引き
2020-07-13
おはようございます。
代表の八巻です。
数日ぶりに更新となりますが、今日は当店の「遺品整理と不用品の片付けの線引き」
についてお話しようと思います。
遺品整理とは・・・
一般的に亡くなられた方の使用していた物の片付けや、貴重品などの整理。
遺品整理をする事により、「気持ちの整理」する事など。
「遺品整理」とはと検索すると、様々事が書かれていますが、亡くなられ方と親交が深ければ深い程、気持ちの整理をつけるためには、ご自身である程度は時間をかけてゆっくりと整理していく事が必要かと思います。
その悲しみに向き合う事が出来ず、丸ごと業者に依頼する事はいかがなものでしょうか。
辛い事から目を背けることは、気持ちの整理につながらないかと思います。
業者が心を込めて整理する・・・
果たして、故人の方を生前に知っていたなら、気持ちも込めることが出来るかもしれませんが、生前を知らない故人の方にどんな思いを込める事ができるのか。
業者として出来る事
ご遺族・ご依頼者にたいしての、「思いやり」と考えます。
ご依頼者のご希望通りに作業する事は基より、表層から見えなかった物陰から出てきた写真や手紙など、故人の大切にしていたように思える物も、一度ご依頼者に提出し、目を通していただく事など、ご依頼者の気持ちの整理につながるのではないかと思います。
これは廃棄物 と思われるものでも
「お父さんはこんな事していたんだ」
「息子はこんな思いを抱いていたんだ」
「これ形見にします」
などの事もあるため、処分する際の判断は簡単にはできません。
こんな実話があります。
家でした娘さんを亡くしたご家族は
「娘の遺品を整理していたら、一通の手紙が出てきたんです。」
と伺いました。
亡くなった娘さんの手紙(1文抜粋)
「お母さん、今までごめんなさい。心配かけて。 家に帰りろうと思っています。」
まだ20歳にも満たない少女でしたが、親に反発し家出をし、部屋を借りて暮らしており、仕事は未成年を隠し水商売をしていました。
きっと少女の両親は、家庭内でいざこざが(思春期)、ご両親は毎日心配の思いでいた所、突然亡くなったとの報せを受け、やり場のない気持ちになっていた事と思います。
そんな中、少女の住んでいた部屋から、1通の手紙を見つけ
少女の思いを受け取る事が出来たのです。
「ごめんなさい・・・」
この一文が、両親にとってどのくらいの価値があるか。
親となってみるまで、理解できないかもしれませんが、当時独り身の私でも、そんな思いでいたんだね、と少女の本当に考えていた事を知ることが出来、今はその両親の気持ちを感じることが出来ます。
遺品整理をお受けするなら
亡くなれれた状況により、ただの雑紙と思われる手紙の1通も、ご遺族に目を通していただく事も、業者として大きな任務と思いませんか?
ご遺族、ご依頼者に、そのようなご希望がなければ、当店では「不用品の整理」あるいは「家の片付け」のような作業名となります。
「お炊き上げ」「指定物発送手続き」「探し物」のご依頼はオプション作業で行えます。
札幌市内で「遺品整理」「家の片付け」の事なら当店にご相談ください。
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