身内の結束の固さに感動する。
2020-03-29
代表の八巻です。
本日も、お引越しの手伝いに南郷通に参上しました。
今回のお引越しされるご夫妻様のお荷物は、予想を超える量となりました。
処分したいが出来ないと悩み、結局お引越し先に持っていく事になったのが一つの要因のようでした。
周りの人たちに、「使わないから捨てなさい」と言われても、そう簡単に行かないのが、不用品の整理。
年輪を重ねれば重ねるほど、思い出もまた増え、それが写真やお土産、こんなものと思われるものにまで、その思い入れは残っていくのだと思います。
自分が大好きな人や、大切に思う人が自分から離れていく、または離れていってしまっている気がする、そんな寂しい気持ちから物を処分できない方もいらっしゃいます。
ですから、不用品の処分を促す時は、「こんなもの」と言ってはいけない気がしています。
過去にあった事例では、かなりのご高齢になられた母親に遠いところから久しぶり帰った息子さんが、要らないものを捨てよう、と唐突に言われたお母さんは、心を閉ざしてしまった事がありました。
私も現場にてその様子を一部始終見ていました。
庭にあるコンクリート一つ捨てさせない意志の固さです。
きっとこの不用品の整理(生前整理)は、作業を行うには難しいのではないだろうか、そう思っていましたが、作業の予定日にはお見積り時とは全く違うお母さんの表情や協力的な行動に代わっているところを見て、親子にできた溝が埋まっただんですね!とは言っていませんが、その時そう思いました。
一度に不用品を整理するとはいかないようでしたが、お母さんの表情がすごく印象的で、見積当初の暗い険しい表情ではなく、明るく至福の表情に変わっていました。
私が思うに、息子さんは当初の「ゴミ掃除」から母親をいたわる気持ちで接した「親を想う気持ち」に変わった結果だったのではないか、と感じていました。
気持ちが変われば、発する言葉も変わりますね。
今回のご家族の方たちは、「これは要らないんじゃないか」と思う物も全て、お引越し先に運び入れ再度、ご夫妻の決断を待ち、捨てに行く事となっているようでした。
これはすごく労力と手間がかかる事で、大変な事だと思いますが、ご本人も笑顔でそうお話していました。
そして、息子さん、お嫁さん、お孫さん、お孫さんの関係者の方たち、誰一人嫌な顔をぜす作業をされていた姿に、私、作業員が感動したというお話でした。
お金を払えば何でもやります、追加の作業も行いますが、あえてお断りすこともございます。
忙しい事もあるでしょうし、面倒な時もあるかと思います、が
出来る限り寄り添ってあげて欲しい、寄り添ってあげたいですね。
それが私たちの通る道でもあるのですから。。。
どうしても困った時には、私にお任せ下さい!
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